ブルー:ブラン・スタッフブログ 愛知県岡崎市のゲストハウスウエディング結婚式場

“「北海道大学医学部附属病院医事班中央診療事務掛配属を命ず」

という辞令を受け取ってから15,294回目の朝を無事に迎えることができました”





朝 父から受け取ったロングメール

長い文章の中に 格言でいっぱいです。





明日は年度末、

きっと 想いを持つ方がたくさんいます。



その一人、

こんなメールを送ってきたのは

父が今日で正社員としての勤務はラストだからのようです。



私の出身は北海道ですが、両親と弟は現在 栃木に住んでいます。

一年前に幾度となく地震がありました。

その経験から家族の大切さも感じました。







jpg面と向かっては言えませんが

社会人の先輩として 父として 尊敬しています。

パソコンのワード入力を教えてくれたのは父、

「新聞を読め」と教えてくれたのも父、

「女は愛嬌」と言ったのも父、

悩んだ時に背中を押してくれたのも父です。





およそ四年前。

私が社会人になる前に父が何気なく言った言葉

「社会人になるとは 硬い石を飲み込むような場面が多いよ」



私は硬い石を全く飲んでいないような・・・



いつもお客様の笑顔に スタッフのサポートに 助けられ

この言葉を実感する場面は少ない・・

(人一倍迷惑をかけているように思いますが

 いつもありがとうございます)jpg





今日のメールで 響いた文を紹介します。



「目の前にあるものすべてを疑ってかかれ。

今を変えること、そのことを怖れるな」



現状に満足したとたん、人は歩みを止める。それは若者ではない。

利用者へのサービス、仕事の進めかた、組織の在りよう。

 変えなければならないことが山ほどある。







きっと公務員だった父は 私が思っているよりも遥かにもどかしいことがあったはず。



これからも続く社会人生活の中で時々思い出そうと思いました。









話はびっくりするほど飛びます。







30去年の夏 実家に帰った時、

両親が亡くなった時の話をされました。

お葬式やお墓のことも話されたのですが

こんな未来がやってくるのが信じられず、

あまり覚えていません。



こんなに長く 家族をしていた父もいずれは亡くなる日が来るようです。





ウェディングプランナーとしてそこでこんなことも考えてしまいました。



結婚式の中で“遺書”を読むのもありだと思います。

自分に関わる≪式≫って結婚式を逃したら あとお葬式しかないのですよね。

でもお葬式には自分の声では伝えられない。



自分が亡くなった時にしてほしいことを

自分の言葉で伝えておきたいな~ と。

・・・と私は思うのですが、どうでしょうか???





結婚式は新たなスタートの日。

ゲストにとっては祝福の日。

親御さんにとっては子育ての卒業式。

新しい伴侶を得るご新郎ご新婦様にとっては パートナーとの別れの長い長いカウントダウンの幕切れでもあると思うんです。









結婚式には正解は有りません。

どう感じるかも人それぞれだと思います。



もし 自分の言葉で 大切なゲストの皆さんを前にして 遺書を読みたい と思った方は 相談してください。



それも一つの結婚式のカタチです。



Bleu Blanc 畠山志歩