結婚する人達全員が、「挙式・披露宴」をするわけではありません。
この2人も最初はそうでした。
今日の2人はようすけさん・めぐみさん。
GWにブルーブランに見学にきた2人には「結婚式をしたい」という強い憧れの色はみえませんでした。
でもそんな2人、これだけは最初からこだわっていました―。
『かたちにとらわれない、パーティにしたい』
5月から早や、7ヶ月半。日を追うごとに結婚式への「おもい」は強まっていきます。
テーマはThanks Party。
「今まで私たちを囲んでくれたすべての人へ、感謝を伝える日」12月15日は2人が一緒に過ごしてきた日々の集大成。壮大な結婚式プロジェクトは幕を開けました―。
たくさんの子供が今日は駆けつけました。2人への歌のプレゼント。ちゃ~んと練習してきてくれました。
「ありがとうね」
新郎ようすけさん、ピアノがお得意!というわけで、今日はお友達と一緒に曲あてクイズを主催!
かなり緊張ようすけさん。見守るめぐみさん。このピアノを弾くということもある大切な人へのこの気持ち。「ありがとう」
新婦めぐみさんの強い「おもい」それはお父さんと同じくらいの存在であるおじいちゃんへ。
『どうしても、おじいちゃんとバージンロードを歩きたい』お色直しはおじいちゃんからようすけさんへー。「ありがとう」
ようすけさんとめぐみさんは、とても音楽が好き。今日はいつも2人が応援しているバンドマンが駆けつけてくれました。
「2人の結婚式のために一曲ー」「ありがとね」
すべてのことに「意味」があるこのパーティ。
クロカンブッシュは子宝に恵まれるという意味があります。私たちもまた新しい家族に恵まれますように。
2人のパーティは2人が意図したように、自由にすすんでいきます。食べたい人は食べる。呑みたい人はとことん呑む。しゃべりたい人はしゃべる。写真を撮りたい人はひたすら写真をとる。泣きたいときに泣いて、笑える時は笑って、おもいっきり楽しむ。
そして、あっというまの2時間半はこのシーンが一番「泣けた」のではないでしょうか??
ようすけさん、めぐみさんからの、2人からの唄のプレゼント。
曲は、ようすけさんのお母さんが大好きな歌手の曲。お母さんは小さい頃、ようすけさんのためにピアノを習わせ、無我夢中に取り組むわが子のためにと、ピアノを買いました。
そのピアノに、ようすけさんの音楽の原点があります。音楽の先にたくさんの人との出会いがあり、2人にとっての今日があります。
そんな大切な音楽を教えてくれたのは、ほかでもない、大切なお母さんです。
「ありがとう」
そんな「おもい」通じました。お母さん、自然と2人の隣へ進み、歌います―。それは結婚式でよくみる、花束贈呈よりずっと感動的なシーンだったような気がします。
12月15日、今日のThanks Partyは、沢山のゲストに囲まれて、あっという間にお開きです。
いつもは私たち、ウェディングプランナーが結婚式の意味を伝える側です。でも私は今回、最後まで2人からその意味を教わり続けた気がします。
結婚はそう簡単なものではありません。2人だけの問題ではありません。色々なことがあります。考える事が山のようにあります。
でも、それでも、結婚はとても奇跡的で運命的なもので、結婚式はその2人が、すべてのことに感謝する日。感謝を伝える事ができる日なんですね。
ようすけさんとめぐみさん、結婚式は集大成であり、スタートですね。今まで以上に2人の毎日が、素晴らしいものになりますように―。
今日の担当は2人にとって今日からは「野村さん」ではない、「のむりん」でした☆